出版メディア論 第15回

簡単なまとめ

この動画は、出版メディア論の最終回として、これまでの授業内容をまとめ、最終試験について説明しています。デジタル化によるメディアの変化が出版に与える影響、私たちと出版物の向き合い方の変化、そして今後の出版メディアの動向について概説します。

  • デジタル化が出版業界に大きな変化をもたらしている
  • メディアの変化に伴い、人々の情報摂取方法や読書スタイルが変化している
  • 出版社は役割を変え、新しいビジネスモデルを模索している
  • 最終試験は選択問題と論述問題で構成され、成績の40%を占める

導入

この動画は、出版メディア論の第15回で、授業のまとめと最終試験について説明するものです。これまでの授業内容を踏まえ、出版を巡る変化をまとめ、最終試験について解説します。

前回のおさらい

前回の授業では、コンバージェンス・カルチャーについて議論しました。デジタル化により、様々なメディア形式を1つのデバイスで扱えるメディア・コンバージェンスが起こり、メディア消費者と生産者の双方に影響を与え、文化的変容を生み出しています。出版分野では、メディアの垣根を超えた協力や統合が進み、漫画ビジネスでは原作の権利を活用したライツビジネスが展開されています。

今回の内容

今回は授業のまとめとして、メディアの変化が出版に与える影響と、私たちと出版物の向き合い方の変化について概説します。その上で、最終試験について説明します。

メディアの変容に伴う出版の変容

出版の定義として、書籍や雑誌などの印刷物、蓄積メディア、電子ネットワークなどを通じて複製・頒布・販売する方法で普及させる活動を指します。近年、電子出版が急速に拡大し、出版の意味が変化しています。メディア技術の変化に伴い、出版を巡る文化も変化してきました。印刷技術の登場により、大量複製された紙の出版物が普及しましたが、デジタル化により個人がローコストで情報発信できるようになり、出版社や新聞社の役割が変化しています。出版社はライツビジネスを広げ、映像化事業に進出したり、他分野のアーティストと連携したりするようになっています。

「出版物(コンテンツ)」と私たちの向き合い方

メディアの変化に伴い、私たちは情報の受け取り方や感覚を変えています。印刷された紙の本で文字情報を読むことと、デジタルデバイスで読むことは異なります。印刷技術の登場により、世論形成が可能になり、国民国家創像の共同体が成立しました。デジタルデバイスの登場により、映像や音声情報も扱えるようになり、読むことの意味が変わってきています。例えば、オーディブルのような朗読サービスが登場したり、膨大な情報の中から効率的に情報を得ようとする動きが見られます。まとめサイトや倍速視聴などがその例です。しかし、そのような状況だからこそ、じっくりと本を読んで考えることの重要性も再認識されています。

授業のまとめ

デジタル化によって出版を巡る状況は大きく変化しており、私たちの情報摂取の形態も変わりつつあります。出版社はその役割を変え、新しいビジネスモデルを模索しています。漫画ビジネスは特に大きな変化が見られる分野であり、今後の動向に注目することで、様々な気づきが得られるでしょう。

最終試験について

最終試験はLキャンパスに掲載され、選択問題と論述問題の2つのパートで構成されています。選択問題は20分、論述問題は30分の制限時間があります。試験は持ち込み可能であり、事前にPDFをダウンロードして準備してください。最終試験を受験しない場合は、評価がFとなります。

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文字起こし

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0:01 出版メディア論第15回事業のまとめ及び 最終試験。この事業を担当しています谷村 です。 今回の事業ではこれまでの事業内容を 踏まえて 出版を巡ってどのような変化が起こって いるかについてまとめた上で皆さんには 最終試験を受験していただきます。 事業動画の内容自体は短いですけれども、 試験に関する話もありますので、え、必ず この動画を視聴した上で最終試験を受けて いただければと思います。よろしくお願い いたします。

0:48 前回の事業のおさいをします。前回の事業 ではコンバージェンスカルチャーについて お話ししました。デジタル化に伴って様々 なメディア形式を1つのデバイス デジタルメディアによって扱うことが できるメディアコンバージェンスが起こり ました。この技術的な変用は同時に メディア消費者やメディア生産者双方に 影響を与えて文化的変用を作出していると いうのがコンバージェンスカルチャーに 関する議論です。このコンバージェンス カルチャーによって起こっている変用が 出版分野においてどういった影響を与えて いるのかについて前回の事業ではお話しし

1:37 てきました。出版においてはメディアの 書き値を超えた協力、共業 コラボレーションが起こり、さらには統合 という形で、え、メディア副業企業が登場 するということなども起こりました。 またそれと関連することではあります けれども、漫画ビジネスの分野においては 原作作品を活用したライツビジネス、ま、 原作の権利を持っていることを生かして、 え、映像化であったり、あるいは様々な マルチメディア展開などについて出版社が そこに関与していくという状況が起こって きました。これらの話を、ま、今回も

2:22 踏まえた上で授業を展開していきたいと 思います。 今回は授業のまとめの回ですので、それ ほど長い、え、内容とはなりません。 メディアが変わってきたことによって出版 を巡る意味、そして私たちと出版物の 向き合い方というのは変わってきています 。その変用についてまとめた上で最終試験 についてお話していきたいと思います。 まず第1回の事業から示してきている出版 の定義意味について改めてお話ししておき ます。パントは書籍雑誌などの印刷物、紙

3:10 媒体 あるいはDVDフラッシュメモリーなどの 蓄積メディアや電子ネットワークなど電子 的方法、電子媒体によって複製し反布販売 の方法で普及させる活動を指す。 これが、え、この事業では出版の定義とし て用いてきました。 電子的方法での出版のことを電子出版と いう形でも呼ぶことができるわけですが、 近年はこの電子出版の領域が、え、 2010年代以降急激に拡大してきてい ます。そしてそれによって出版の持って いる意味が変わってきているということを これまでの事業ではお話ししてきました。

3:57 事業の前半に説明してきましたように、 出版を巡る文化というものはそのメディア 技術の変化に伴って変わってきました。 元々は文字というものが発明され、そして その文字を書きす媒体メディアというもの は粘土版であったり、パピルスであったり 、そして、え、用費師、そして神に、え、 変わっていってたわけですが、それは あくまでも、え、書き文字、 人間の手で書きすという形の、ま、文字を 残す方法でした。それが印刷技術が登場し たことによって大量に同じ文字情報

4:44 あるいはイラストなどを、え、複製する ことができるということが可能になりまし た。で、こういった、え、印刷技術によっ て大量複製された紙の出版物というものが デジタル化が普及する前のカジメディア、 え、読書の対象になっていたものだった わけです。この紙の出版物は 印刷の機械を扱うための、え、大資本が 必要ということもあって、え、出版社や 新聞社といった、え、企業によって、え、 それら、あの、出版物は作られていました 。出版社や新聞社を開した形でのマス コミュニケーション。これが紙の勝事

5:29 メディアにおいては基本だったわけです。 あくまでも出版物を出せるのはプロが中心 だったわけです。もちろん漫画の分野では 同人士印刷というものがデジタル化が進展 する前から、え、広がりを見せてたという ところはありますので例外はあるんです けれどもね。しかしデジタル化によって ホームページやSNSなどを用いた情報 発信は個人がローコストで簡単にできる ようになっていきました。 こういった、え、文字情報がデジタル化、 そして、え、電子ネットワークの普及に よって大きく 誰もが情報発信できる状態に変わって

6:17 しまったわけです。 この誰もが出版できる状況の到来は もちろん出版社や新聞社の役割を変えて いくことになります。出版社や新聞社は 変わらざるを得なくなっていったわけです よね。 実際漫画に関するビジネスにおいて雑誌や 書籍の出版をになってきた出版者はその ビジネスのやり方を変えつつあります。 具体的にはライツビジネスを広げつつある 状況というのが生まれてるわけですね。 例えば出版社が映像化事業の方に進出して いく。これは門川などが、え、かなり早く から、え、動いていましたが、その、え、

7:03 ま、映像化事業への進出というものを今は 、え、複数の出版社が、え、行うように なっています。また様々な、え、他分野の アーティスト、例えば音楽アーティスト などの連携というものも、え、出版社が 取るようになるということが起こっていく わけです。この状況を作い出しているのは 様々なメディア形式、勝事や写真、音楽、 映像などを、え、全て1つのメディアで 扱えるデジタルデバイスだからこそ起こっ ているということを、え、 コンバージェンスカルチャーの議論の中で 、え、紹介したかと思います。デジタル デバイスを通じて出版をしていくことの 意味というものは 今後さらに変わり続ける可能性があります

7:49 。コンバージェンスカルチャーというもの が当たり前になっていく中で出版の意味 そして、え、出版を巡る状況がどのように 変わっていくかということについては今後 も注視していく必要があるでしょう。 さらに事業の中でもお伝えしてきました ようにメディアというものが変わることに よって私たちは、え、様々なその情報の 受け取り方や色々な感覚というものを変え ていく話をしてきました。ま、音や マクルーハの議論の中で、え、そういった 話をしてきたかと思います。実際印刷され た紙の本で文字情報を読むということと デジタルデバイスで文字情報を読むという

8:37 ことは違うわけです。え、こういったその 読むことが 読む対象になっているものが変わることに よって私たちはどう変わっていくの でしょうか?印刷技術が登場したことに よって同時にたくさんの人に対して情報 発信が可能になりました。それによって 例えば世論形成が、え、できるようになり 、要は多くの人たちがある1つの メッセージというものに影響されて、え、 ま、世の中であの大衆の人たちが共通の 意識というのを持つということが、え、 可能になってきました。これはマス コミュニケーションの大きな、え、機能の 1つであることを事業の前半において、 あの、示してきたかと思います。さらに

9:24 それは、え、国民国家創像の共同体を、え 、成立させることになり、さらに目読文化 、音読から木読の文化にあの、変化すると いうことを作ってきたことも示したかと 思います。技術が変化することによって 私たちはそのコンテンツに影響されること 、そしてコンテンツにどう触れていく かっていうことが、え、変わっていきます 。コンテンツをどう使っていくかですね。 ま、コンテンツという言葉を使っているの はもはや出版物というものは、えー、非常 に幅の広い、え、ものになっているから です。で、それを示す言葉としてここでは コンテンツという形で、え、表現であの 言葉を使いました。デジタルデバイスの 登場によって私たちが、え、コンテンツ

10:11 出版物とどういう関係を作っていくのか、 これは今後、え、重要な、え、ま、問題 課題の1つと言えます。 例えば現在見られつつある変容としては 映像や音声情報なども扱える多様な メディア形式を扱えるデジタルデバイスで は読むことの意味が変わっているかのよう な、え、状況が見られます。例えば オーディブルのように本の内容を朗読する サービスが登場してきていることは、え、 その事例の1つと言えます。ま、元々、え 、本を読むという行為に関しては、え、 印刷技術が登場したことによって木読文化 、黙って本を読んでいくというスタイル、

10:58 ま、それは目で、え、折って文字を折って いくということが基本だったわけです けれども、え、それが、え、変わっていく 可能性が、え、ま、出てきているわけです ね。え、これは、まあ、1つの変化と言え ます。またもう1つの、え、変わっている こととしては、え、膨大な情報に私たちが さらさえる中で、え、効率的に情報を、え 、得ていこうとすることを私たちは、え、 するようになってます。例えば、え、色々 なその情報をまとめているまとめサイトが 、え、氾濫していること、ま、まとめ サイトはキュレーションサイトなどとも 言われますが、え、情報がたくさんある中 で、え、選別をするのにもなかなか時間が かかる状態の中で、ある程度信頼のおける 情報というものをまとめてくれていると、

11:46 我々としては大変助かるわけですね。ま、 こういった、え、まとめサイト、 キュレーションサイト、あるいはまとめと 言えるようなものというのが、え、例えば 求められるようになってくる中で、え、 それは、ま、ひょっとしたら出版の、え、 半疇にそれは入っていくものと言えるかも しれません。また、え、効率的に情報を 摂取するやり方として、ま、読書という ところが駆け離れていくことになりますが 、デジタルデバイスの中での情報摂取と いう意味で言うと、倍速視聴というものも あります。このような、え、効立化という ものを、え、ま、求めていこうとする流れ というものがあります。読書というのは、 え、色々なあの本を読むことで、あの自分 自身が、え、その中であの本の情報に触れ

12:33 て、え、考えていくということをあの、ま 、作ってきたわけなんですけれども、それ が、え、今やもう大量の情報が流れている 中において、え、変わっていっている可能 性があります。しかしそういう状況だから こそじっくりと本を読んで、え、そして あの色々な、え、考えにけるという、ま、 行為自体はやはり、え、重要なあの意味を 持つ可能性もあります。紙の本の意味や 読書の意味というものが今後直されてくる あるいは再評価されるということが、え、 なされていくのではないかという状況が今 見られます。 こういった状況を踏まえた上で事業の

13:19 まとめを本当に簡単にしておきたいと思い ます。まずデジタル化によって出版を巡る 状況は今大きく変用してるということを ここまで、え、伝えてきたかと思います。 そしてその変用は私たちの読書、え、ま、 デジタルデバイスを通じた情報摂取という ものの携帯を変えつつあります。まさに今 はですね、後の時代から見たら、え、 おそらくメディアが大きく変わっていった 過きとして捉えられるのではないかと思い ます。印刷技術が登場して数十年間、え、 の間において起こってきたことと同じこと を私たちは今経験しているのかもしれませ ん。またそういった状況の中で出版社も、 え、その役割を変えつつあります。印刷

14:04 技術の変用やデジタルデバイスの普及の中 で、え、ま、漫画ビジネスなどを見てても そうですが、出版社は、え、その役割や ビジネスの形というものを、え、大きく 変えてきました。ま、漫画ビジネスは特に 今大きな変化がありますので、え、そう いった点に注目してですね、あの、漫画の 巡ってる状況についても、え、今後見て もらえれば色々と、あ、気づきが得られる のではないかと思います。こういった出版 を巡る、え、出版メディアを巡る変化、 そして私たちと出版メディアの関係につい てこの事業ではお話ししてきました。え、 現在まさにこのスーパーメディアと私たち の関係は大きく変わっている。え、その

14:50 ことを強調して改めて伝えておきたいと 思います。是非今後もですね、出版 メディアに関して関心を持って、え、その 変化が、え、どのような、え、方向へと 向かっていくのかというのに注目して もらえればと思います。 最終試験について最後にお話しておきたい と思います。本日小から1週間公開予定で 、え、Lキャンパスにあの掲載いたします 。なお、最終試験は選択問題と論述問題の 2つの、え、パートに分かれています。 この両方に必ず回答するようにして ください。点数の配分は、え、最終試験 全体が40%あの、成績全体のですね、

15:36 40%を占めることになってますので、え 、ま、40点って考えた場合選択問題が 20点、論術問題が20点となります。 選択問題の制限時間は20分、論術問題は 30分ですので、十分に事前に準備を PDFなどを、え、事前にダウンロードし てですね、え、持ち込みは、ま、事実上 ありの試験になりますから、え、その情報 を見ながら回答するようにしてください。 公開期間中にこの最終試験を受験しない 場合は本科目の評価はF評価となります。 このことを十分に注意しておいてください 。 出版メディア論の事業内容はこれで終了と

16:23 なります。お疲れ様でした。繰り返します が必ず最終試験を受験してください。 よろしくお願いします。

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