簡単なまとめ
この講義では、解剖学の基本概念、人体の位置と方向を示す用語、体の区分、断面の表現、そして運動の名称について学びます。解剖学的正位を基準とした体の各部位の名称や方向を理解し、トレーニングや体の動きを正確に把握するための基礎知識を習得します。
- 解剖学の基本となる人体の位置と方向を理解する。
- 体の区分(上肢、体幹、下肢)や断面(正中面、矢状面、前額面、水平面)を把握する。
- 方向を表す用語(内側、外側、近位、遠位、橈側、尺側、腹側、背側、掌側、足底側)を理解する。
イントロダクション
この講義では、身体活動の面、姿勢のアライメント、関節の運動の名称について説明します。授業の内容、位置付け、到達目標を確認し、授業計画の2回目を進めます。評価基準として、出席状況、授業態度(積極性、質問、フォームズへの回答内容)、テストの結果を評価します。講義に関するノートのまとめ方は個人の判断に任されますが、スライドの丸写しは評価対象外です。教科書として運動器解剖テキストを使用し、参考書も活用します。
トレーニングと解剖学
トレーニング種目(レッグカール、レッグエクステンション、ベンチプレス、懸垂、スクワットなど)を例に、どの筋肉を鍛えているか、体の動きはどういったものか、効率よく鍛えるにはどうしたらいいかといった疑問を解説します。これらの知識は、スポーツトレーナーや保健体育教員を目指す人にとって必須です。どの動きでどこの筋肉を動かすかを明確に覚えていきます。
解剖学の基本
解剖学は、正常な体の形態と構造を研究する学問です。異常を対象とするのではなく、あくまで正常な状態を理解することが目的です。解剖学を広めたのは、近代解剖学の父と呼ばれるベザリウスです。
解剖学的位置と方向
解剖学では、位置や運動の方向を示す際に基準となる姿勢があります。これを解剖学的正位と言います。解剖学的正位とは、上肢を活水させ、肘関節を進展、前腕を海外にし、橈骨手根関節を中間位にした状態です。
体表の区分
体表の区分は大まかに上肢、体幹、下肢に分けられます。体幹はさらに頭部、頸部、胸部、腹部に分けられます。骨も同様に、頭蓋骨、脊柱、上肢骨、下肢骨、骨盤に分けられます。
体の断面
体の断面を表現する用語として、正中面(体を左右に分ける面)、矢状面(正中面に平行な面)、前額面(体を前後に分ける面)、水平面(地面に平行な面)があります。
方向を表す用語
方向を表す用語として、上、下、前、後ろの他に、頭側、尾側、腹側、背側などがあります。正中面に近い方を内側、遠い方を外側と言います。上肢や下肢では、体幹に近い方を近位、遠い方を遠位と言います。前腕では、親指側を橈側、小指側を尺側と言います。お腹側を腹側、背中側を背側と言います。手に関しては手のひら側を掌側、手の甲側を背側と言います。足に関しては足の底を足底側、足の甲を背側と言います。

