0:00 [音楽]
0:45 では、第9回の講議を始めます。今日は テキストの第10章顧客ニーズの確認の 内容を解説します。え、前回第9章の内容 で、え、3C分析の解説をしました。え、 新商品をこれから実際に開発して市場に 出そうという時に、ま、コンセプトや プロトタイプがある程度固まった段階で、 え、本当にこのまま商品化して大丈夫か どうか、え、きちんとお客さんに支持され て、え、会社としても売上と利益が上がる ような、そういう新商品になるのかどうか を検証する。これが今皆さんに勉強して いただいてる検証的調査の各作業という ことになりますが、その中で前回やった
1:31 3C分析というのは今現在自分たちの会社 が置かれてる状況をきちんと分析し ましょう。その状況の中でこの新商品を 出して本当に大丈夫かどうかということの 検討を仕様、え、その分析の枠組として 3C分析というのを解説しました。その時 に3つのCのうちの1つ目、カスタマー 顧客の分析。これが必要だという解説をし ましたが、その顧客の分析という時に、え 、第8章で解説した市場規模の確認、どれ ぐらいの数お客さんに買ってもらえそうか ということを予測する作業ですね。え、 その解説はすでにしています。そしてもう 1つ次の賞で解説しますと言っていたのが
2:17 今日のこの第10章顧客ニーズの確認と いうことです。本当に今自分たちが考えて いる新商品はターゲットにしているお客 さんたちのニーズに叶ってるものなのか どうか。これをきちんと確認しておき ましょうというのがこの第10章の顧客 ニーズの確認の内容ということになります 。では解説に入りますが、いつものように 、え、この賞の前半に紹介されている企業 の事例については皆さん自身で本を読んで 、え、内容を理解しておいてください。 え、紹介されているのはハウス食品の C000ビタミンレモンコラーゲンという 商品です。え、この商品そのものは現在は
3:03 もう発売されていないようですが、この C000ビタミンレモンシリーズは、え、 いろんな商品のラインナップがあるよう です。え、興味があれば是非このハウス 食品のホームページでC000ビタミン レモンの、え、ブランドページを見てみて ください。 それで少し皆さんに、え、追加の情報を 差し上げた方がいいかなと思うのが教科書 の168ページのところに、模擬棚調査と いうことが紹介されてます。え、この ハウス食品がC000ビタミンレモン コラーゲンの発売前にやった検証的調査の 1つの例としてこの模擬棚調査というのが 紹介されているのですが、 え、こちら実際にコンビニエンスストアに
3:49 あるような棚も模擬棚でこの商品をはめと する美容飲料含めた40種類ほどの栄養 機能飲料を並べてお客さんの反応を調査し たということが書かれています。この実際 にコンビニにあるような棚も棚というのが 具体的にはどんなものなのかということを 紹介しているページがありますので、 そちらをちょっと皆さんには各自で見て いただいてイメージを頭の中に置いて、 そしてこの事例を読んでいただけたら さらに理解が深まるかと思います。
4:48 [音楽] はい。今見ていただいたのは、え、日本で 有数の市場調査の会社であるマクロミル、 え、その会社のホームページで公表されて いるニュースリリースです。え、新しい 模擬店舗を完成させましたという内容でし たね。え、ま、日本有数の規模の、え、 地上調査の会社ですから、え、実際の コンビニやドラッグストアを模した、え、 模擬店舗というものを施設として、え、 新設をして、で、その売り場に、え、この
5:36 模擬棚 に店頭を訪れたお客さんが商品を選ぶ、え 、沈列棚を用意をして、え、想定したよう にターゲット顧客が商品を手に取って見て くれるのか、実際に購入してくれるのか、 そういったことを実験的に調査をして、え 、データを取るという、そういうための 施設の紹介のニュースリリースを皆さんに 読んでいただきました。この教科書の第 10章の前半の事例で書いているC ビタミンレモンコラーゲンでもその模擬棚 を使ったそういった調査をやったという風 に書かれています。あの、そこを読む際に は是非今見てもらったマクロミルの施設の あの映像も、え、是非頭の中に入れて読ん でいただくと事例の理解が深まると思い
6:21 ます。では、その事例部分は皆さん各自で 予習をしていただくとして、え、内容、え 、こちらは教科書の170ページ顧客 ニーズ確認の進め方というところから始め たいと思います。 え、何度も繰り返しますが、今皆さんに 勉強していただいてるのは検証的調査と いう段階、え、その具体的な作業として この顧客のニーズの確認をしましょうと。 実際にターゲットにしてる顧客はその、え 、企画している新商品欲しいという気持ち になってくれるのかどうかと、え、その ニーズが本当にあるのかどうかを確認する ための調査ということの具体的な内容を 解説するのがここからのお話になります。
7:07 で、え、ま、170ページのこの今表示し てる部分から説明が始まるのですが、この 動画での解説は、え、次のページに行って 、まずはこちらですね、171ページの下 のところにあるこのコンセプトテストと ブラインドテスト、この2つのお話。え、 まずコンセプトテスト。え、これはその下 に青い字で書いてある部分の内容です。 ちょっとそのまま読みますね。品アイデア が顧客に与える価値を考え、顧客にとって 意味のある言葉や絵、図表で表したものを 商品コンセプトという。もうこれは皆さん 、え、以前の講義で勉強していただきまし たね。商品コンセプトとターゲット顧客は 誰で、その顧客にどんな価値を与えるもの
7:55 なのかを完潔な、え、表現で表したもの。 これが商品コンセプトだというのはすでに 勉強していただいてます。その商品 コンセプトが顧客に本当に受け入れられる かどうかを確認することをコンセプト テストという風に言うわけです。え、実際 に、え、ま、調査に協力してくれる消費者 モニターに対してそのコンセプトを説明し た文章、それから、え、実際に、え、作っ た、え、プロトタイプ、試作品の画像や イラスト、そういったものを見せて、え、 こういうコンセプトの商品ですと。で、見 た目はこういう感じのものです。え、で、 あなただったらこれ欲しいですかという 質問であったり、あるいは、ま、どう感じ ましたかという質問であったり、いくら
8:42 ぐらいの金額だったらこの商品出せますか という質問だったり、ま、このコンセプト が本当にそのターゲット顧客に受け入れ られるかどうかを調査する。これが コンセプトテストと呼ばれるものです。 そしてもう1のブラインドテストですが、 こちらは次のページに説明が移ります。 こちら172ページの上の部分、え、青い 字になってるところ。これが、え、 ブラインドテストの説明です。商品名や パッケージあるいは効果能を隠した上で 商品そのものに対する評価を行って もらおうとする。これをブラインドテスト と言う。ま、ちょっとこの説明では イメージが掴みにくいかもしれません。 まず言葉の説明ですが、ブラインドテスト
9:28 のブラインド。これはあのお部屋にある ブラインド、え、ま、カーテンの一種です よね。え、それで皆さん名前はご存知かと 思います。ブラインドという言葉の元々の 意味は見えなくするという意味ですね。 ブラインドカーテンも、ま、外から見え なくする。え、そういう作りになってい ます。で、このブラインドテストというの も見えなくして行うテストという意味です 。何を見えなくするかと言うと、その商品 の名前であったり、ブランド名であったり 、え、あるいは、え、そ、その商品が どんな聞き目があるのかという解説分で あったり、そういったものを一切なくして 、え、純粋に例えば飲み物や食べ物であれ ば味だけで評価をしてもらう。え、何か 機械の商品であれば、え、実際のその
10:15 使い勝手だけで、え、いいか悪いかを、え 、消費者モニターに評価してもらう。ま、 そう、そういうその名前とかメーカーの 名前とか、え、ブランド名とかそういった ものそのもの以外の、え、影響がないよう にして何も見えない状態にしても、え、 商品そのものの機能や性能だけを評価して もらう。これがブラインドテスト呼ばれる ものです。で、実はこのブラインドテスト というのを、え、すごく、ま、きっと好き なんでしょうね。え、よく行っている、え 、そういう会社があります。それはペプシ コーラです。え、ま、コーラ飲み物の コーラは皆さんご存知ですよね。で、え、 ま、ペプシコーラも世界中で、え、様々な
11:02 国で販売され、多くの人に飲まれてる商品 ですが、え、強力なライバルがいます。ご 存知の通りコカコーラですね。え、コカ コーラもペプシコーラもどちらもアメリカ の、え、アメリカ生まれの黒くて シュワシュワした炭酸飲料で、え、もしか すると、ま、ペプシコーラもコカコーラも どっちもコーラ、味もそんなに、え、 変わりないんじゃないかと、え、いう風に 思って飲んでる人も多いかもしれません。 ま、私もどちらかというとそうです。 ところがですね、え、ま、世界中でどちら の商品も販売されているんですが、え、 多分皆さんのイメージ通り、え、より多く 売れているのはコカコーラの方です。 ペプシコーラはどの国でも、え、ま、2番
11:48 手以降と、え、コカコーラを追いかける 立場です。で、え、もうこれはもうほぼ ほぼ、え、過去100年間ずっとこういう 競争を続けているんですね。で、ペプシ コーラは、え、なんとかコカコーラを当然 抜きたいと、え、シェア1位になりたいと 考えているわけです。それで昔から特に テレビCMなんかで、え、コカコーラを あさに、え、ターゲットにしたCMをよく 行ってます。そしてそのCMの中でここで 言っているブラインドテストのようなもの を、え、やってその映像をCMに使ってる というものも結構あるんですね。その1つ を今から皆さんに見ていただきたいと思い
12:34 ます。まずは、え、今からもう50年近く 前になるんですかね。えっと、日本の テレビCMで流れていたものを、え、 YouTubeで皆さんに見ていただこう と思います。 [音楽] うん。
13:22 [音楽] はい。え。今のように、え、ま、 パッケージ最初は見えないような、あ、形 になってましたよね。で、お兄さんが、ま 、2つの、ま、グラスに透明の何も書いて ないグラスに入った黒くてシュワシュワし た飲み物、コーラを2つ飲んで、どっちの 方が美味しいと思いましたか、ま、どっち が好きですか、ま、そういうこと聞かれた 時にこちらと選んだ方を、え、その前に ある箱を開けると、それはペプシだったと 。あなたが好きなのはペプシなんですね。 ま、そういうことを、ま、本当に実験した 映像なのか、何かこうお芝居いでやったの かはちょっと今となっては分かりませんが
14:08 、ま、今のようなものがブラインドテスト と呼ばれるものです。で、このペプシの 場合は今のは日本のCMでしたが、ま、 日本では、え、ま、なんというかこれは 紳士協定に近いものだと思うんですが、 ライバルの商品をあさに、え、悪く言う ようなそういう宣伝の仕方はあまり、え、 好まれないやり方であると。ま、会社の間 でもそういう風な暗黙の領があるようです し、ま、我々日本の消費者もあまり露骨に 、え、ライバルの商品を、え、けなすよう なそういうCMは、え、逆効果になると いう風に考えられているんですけど、え、 本国のアメリカではペプシは露骨にコカ コーラを出して、コカコーラよりペプシの
14:55 方が、え、好まれていますということを CMなんかでも堂々と言ってます。 そちらの映像もご覧いただきましょう。 [音楽]
15:48 え、今見てもらったような、あの、露骨に 古角ホーラよりペプシを選んだ人の方が 多いと。で、ま、皆さんでもよく考えて ください。いつもスーパーマーケットで 買ってるコーラはどっちですか?コカ コーラじゃないですか?でも皆さん、 アメリカの消費者の皆さん、え、皆さんが 好きなのは好きな味なのはペプシの方なん ですよ。だから次のお買い物からは是非 ペプシを選びましょう。ま、そういう、え 、キャンペーンがこのテイクザペプシ チャレンジというキャンペーンだったん ですね。ま、アメリカではあの大統領選挙 なんかニュース皆さんも見たことがあると 思いますけども、露骨に、え、競争相手の 、え、けなすようなそういうキャンペーン を堂々とやってますが、ま、実際の商品の
16:34 CMなんかでもこういうことはよく行わ れるようです。ま、これはお国柄の違いか もしれませんね。ま、とにかくここの ブラインドテストどんなものかというのは 分かっていただいたと思います。え、実際 に、え、スーパーなどで買い物する時には よくブランド名を知っているコカコーラの 方を買う人が多いんだけれども、その名前 を隠してパンにその瓶の中に入ってる中身 の黒くてシュワシュワした飲み物だけを 比べるとペプシの方が美味しい、ペプシの 方が好きだという風に評価する人が結構 多いと。え、これがま、ブラインドテスト の効果ですよね。実際の中身だけの評価を して本当にいいものなのかどうか ターゲットにした顧客に好まれるものなの
17:19 かどうかを調べるというのがこの ブラインドテストというものです。え、 飲み物食べ物だけではなくていろんな商品 でこの、え、商品名や会社の名前を見え なくして試してもらって、え、消費者 モニターに評価してもらうという ブラインドテストは行われています。で、 え、いつも言っていますように、え、流通 科学大学のゼミの活動等でこういう商品を やる皆さん、え、大学生の皆さんでもこの 今ご紹介した、え、プロダク、え、ごめん なさい。コンセプトテストとそれからこの ブラインドテスト、これはあのある程度 できるんじゃないかなという風に思います 。コンセプトテストの方は自分たちが、え 、企画してる商品のコンセプトを文章で
18:05 表現して、で、できれば、え、作った試作 品の写真やイラストも添えて、え、 ターゲットになる年代や性別の人たち、 消費者モニターに、え、評価をしてもらう 。で、え、ま、何人中何人の人がこの コンセプトを、え、評価してくれましたと いうデータを自分たちで取って、え、その 企画の出来栄場のアピール材料にすると いうことはどんどんやっていただければと いう風に思います。それからこの ブラインドテストも特に、え、ま、え、お 菓子であったりお弁当であったりという ような食べ物の関係の新商品をやるような 場合であれば、え、このブラインドテス トっていうのも1つ自分たちの提案してる ものの、え、良さをアピールするその データ裏付けになるデータとして、え、
18:51 テストをやってみる価値はあるんじゃない かなという風に思います。では、あの、他 に、え、消費者の、え、顧客のニーズを 確認するためのテストとして紹介されて いるのがこのページの下のところですね。 パッケージテストとネーミングテストと いう、え、ところです。まずパッケージ テストです。え、この青いマーカーを引い てるところがその説明です。パッケージ テストでは容器の形状やラベルが顧客に 受け入れられるかどうかを確認すると。ま 、これは試作品、え、その商品の パッケージ、え、この試作品ができた時に 行われるテストと言っていいかと思います 。え、実際の商品、え、商品化されたとし てお店にな、並べられた時にお客さんが目
19:38 にするその容器や商品のパッケージ、 ラベル、これが好まれるのかどうかという ことを、え、実際に作ったものを見せて 評価してもらう。これがパッケージテスト と呼ばれるものですね。で、ま、これと 関連が深いのがもう1つのこのネーミング テスト、ま、名前のテストです。え、商品 名がお客さんに、ま、好まれるいい印象を 、え、与えることができる商品名になっ てるのかどうか。これも我々店頭で、え、 そのラベルに書かれている商品名っていう のも目にします。あるいはテレビ コマーシャルでその商品名っていうのを耳 から、え、聞きます。その時にいい印象を 持つのかどうか、あるいは忘れられない ような、え、覚えてもらえるような名前な のかどうかということも重要になります。 え、ネーミングテストの説明はさらにこの
20:24 下の青いマーカーのとこですね。 ネーミングテストではその商品名が当該 商品のベネフィットをイメージするのに ふさわしいかどうかが確認される。あの、 ベニフットって言葉もこの教科書で、え、 もう何度か出ているので覚えている方も いると思いますが、ベネフィットというの は、え、ターゲット顧客にとっての価値の ことです。その商品を使ったり消費したり して、どんな、え、メリットがそのお客 さんにあるのかと、そのお客さんにとって の価値メリットのことをベネフィットと いう風に言います。え、この商品を買うと こんないいことがあるぞというのがその 商品名を聞いただけでお客さんにイメージ してもらうか伝わることができるかそう いう名前になってるのかどうかということ を、え、いくつかの候補を並べて試すと
21:11 いうのがこのネーミングテストいものです 。で、このパッケージテストやネーミング テストとここで説明しているものはどちら かというと、先ほど皆さんに、え、あの、 マクロミルの、え、模擬店舗の記事を読ん でいただきましたが、あのように実際の氷 、氷店の点灯で商品が並んでいる。その、 え、商品が並んでる中にはライバルの商品 もそれから自分の会社の商品も含めて実際 のお店にあるように、え、商品が並んでる 。その商品が並んでいる中でお客さんが 実際にそのパッケージが目を引いたり、 あるいはその名前を見て、え、欲しいなと 、ちょっと関心があるなと思ってもらっ たり、そういう力があるのかどうかを試す
21:57 というのがこのパッケージテストや ネーミングテストです。で、あのこの模擬 店舗とか、え、模擬棚というのはなかなか 大学生の皆さんが用意するというのは 難しいと思います。え、先ほど見てもらっ たマクロミルのあの麦店舗も実際にどっか の会社がマクロミルに依頼してそこでこう いう調査パッケージテストやネーミング テストをやってもらおうという場合には もちろんお金が必要です。あの相当な金額 が必要だと思います。あの企業もそれ ぐらい負担をしてこのテストをやる調査を やるわけですけどもだ、ま、大学生の皆 さんにはそういうお金を、え、年出する 方法もありませんし難しいと思います。 ただ、ま、自分たちが作った試作品を、え 、見てもらって、え、ま、ライバルの商品
22:43 と比べたり、あるいは実際の点灯に置い たりというテストはなかなか難しいと思い ますが、ま、自分たちの試作品、そこには 商品名もきちんと表示しておいて、え、 それを、え、ターゲットにしてる消費者の 人たちに見てもらって評価してもらおうと 、え、どこが良いのか、え、どこがもう ちょっと改善の余地があるのかと、そう いう調査をする。これは是非やってみる 価値があるのではないかという風に思い ます。 で、ここまでコンセプトテスト、 ブラインドテスト、そしてこのパッケージ テストとネーミングテストと、え、こう いう風な調査を、え、実際に顧客のニーズ がに叶ったものなのかどうかを調査する 方法がありますというのをご紹介してき ましたが、次のページに、え、移って いただいて、次のページのこの、え、
23:31 173ページの上のところ、こちらは、え 、そういう調査をどこでやるのかという ことで2つのタイプがありますという説明 です。調査をどこでやるのかという問題 ですね。会場テストとホームテストと、え 、2つ、え、どこの場所で調査をやるのか というのには選択肢が大きく2つあります という説明です。で、その1つ目、解場 テスト。これはそのすぐ下に青い字で説明 が書いてあります。ま、サンプリングした 調査対象者、ま、あの、調査のために 集まってもらった人たちと考えてください 。 した調査対象者を会場に集めてモニターし てもらう方法のことを会場テストという風
24:17 に言うと、え、これ以前にあの インタビュー調査で、え、東京のど真ん中 に立派なインタビューの施設が設けてあっ て、え、地下鉄も何線も接続してる駅の 近くなので、え、協力してくれる調査対象 の人も、え、行きやすい場所に インタビュールームがあるという映像を何 回か前の賞で皆さんには見ていただきまし たけどけれども、あのように、え、調査を する会場を、ま、比較的便利なところに 用意をしておいて、そこに協力してくれる 、調査に協力してくれる消費者の人たちに 来てもらって、その会場で今、え、ご紹介 したようなコンセプトテストであったり、 ブラインドテストであったり、そういう テストを行うと、え、専用の会場を用意し
25:03 てそこに調査協力者に集まってもらうやり 方を会場テストという風に言います。で、 もう1つのホームテストというのは、ま、 字のそのままなんですけど、え、この ページのもう少し下に書いてますが、え、 この下の方の青い部分ですね。ホーム テスト、ま、家で使うテストですね、その まま翻訳すると、え、これは製品サンプル を家庭で実際に使用してもらって、アジア や使い勝手容量などの評価をしてもらう。 これがホームテスト。家で実際にテストし てもらって、え、そのテストした回答を、 え、企業側に返してもらう。これがホーム テストというやり方です。で、ま、あの、 お分かりになるかと思うんですが、1箇所
25:50 会場を用意してそこに多くの人に集まって もらって、そこでまとめてテストをする。 この会場テストってのは、ま、一言で言う と効率がいいという特徴があります。え、 1度に、え、何十人あるいは場合によって は何百人の人の、え、調査結果を1度に 得ることができると。これは会場テストの メリットですよね。ただ、えー、普段その 、それぞれその会場に来てくれる、え、 調査に協力してくれるような消費者たちが 普段そういったもの、ま、コーラを飲ん だり、え、洗剤を使ったり、え、何かお 弁当を食べたりと、普段の生活の中とは 全く違う特定の会場に来て、そこでさあ、 どうぞ見てください
26:37 という質問をされるわけです。ま、一言で 言うと非日常のシーンでその商品の評価を するというのがこの会場テストですよね。 え、そういうそれぞれの消費者が普段とは 全く異なるシチュエーションの会場でその 商品の美味しさであったり、え、使い勝手 であったり、え、名前から受ける印象で あったり、そういったものを質問して、え 、答えた。その答えるデータが本当にその 人の、え、正直な気持ちなのか。本当に その人の生活の中で素直に感じる意見なの かというとちょっと怪しいところも出てき ます。ま、効率はいい調査だけれども本当 にその、え、消費者の本音が現れてる答え を、え、データとして、え、入手できるの
27:24 かというとちょっと不安がある。これが 会場テストのメリットデメリットになり ます。で、ホームテストはその逆で、え、 例えば企業が何か商品の評価をして欲しい 時に協力してくれる消費者モニターのご 自宅にその商品のサンプルを1つ1つ送る と、え、これかなり手間がかかりますよね 。で、え、その消費者モニターはその送ら れた商品を実際に、ま、あの、自分たちが 都合のいい時にテストしてみるわけですね 。使ってみるわけですね。で、その使った 結果を、ま、回答用紙か何かに書いて、え 、ま、最近だったらネットで回答を入力し て、え、企業側に伝えると、この返事が 返ってくるまで、評価が返ってくるまで
28:11 時間がかかります。ま、手間も時間も かかる、ま、効率が悪いというのがこの ホームテストの、ま、デメリットになり ます。その代わり実際に普段その消費者が 食事をしているご家庭、選択をしているご 家庭で実際に使ってもらうので、本当に その商品を使うシチュエーション、商品の シチュエーションに、え、かなり近い状況 での評価になるわけですよね。これはその 消費者の本音の回答が得られる期待が高い わけです。ですので、この会場テストと ホームテスト、メリットデメリット、 それぞれ真逆の効果があるという風に理解 されればいいかと思います。え、どんな 方法の調査をするのか、それをどこの場所 でやるのかいうことで、この顧客ニーズの
28:57 確認のための調査は様々なバリエーション があるということが、え、理解して いただけるかと思います。 さて、ここまでいくつかのテスト顧客 ニーズの確認のための調査の バリエーションをご説明してきましたが、 その私の説明の中で、え、ま、テストを 行ってそれを消費者モニターに評価して もらうということを、え、言ってきました ね。どういう方法で消費者に評価して もらうのかということなんですけれども、 え、それは、え、実はいわゆるアンケート 、ま、マーケティングの分野では質問表と いう言い方をしたり、アンケートという 言い方をしたりするんですが、ま、 アンケート調査でお客さんに、え、その
29:43 コンセプトを見てどう思ったのか、実際に 食べてみてどう思ったのかということの 評価をアンケートで回答してもらうという のが一般的なやり方です。で、実はこの アンケート調査なんですけれども、この 教科書、そして私のこの授業で、え、商品 は大きく4つの段階で作業が進みますと いう説明何度もしてきましたよね。で、 その1つ目の、え、商品の1つ目の プロセス何だったか覚えてもらっている でしょうか?え、探索的調査という段階 でしたね。え、インタビュー調査であっ たり、あるいは観察調査を通じて消費者の ニーズや直面している問題点を発見する。 え、消費者にどういう風な状況があるのか
30:29 を、え、発見する。これが探索的調査の 目的でした。で、その商品の4段階の最初 の段階、探索的調査の調査ではこの アンケート調査の説明は一切していません 。この教科書そして、え、この製品戦略論 というこの科目では、え、探索的調査の 段階ではあんまりアンケートの、え、調査 は向いていないという風に想定をしてい ます。え、どうしてかと言うと、ま、 アンケート調査皆さんもなんかの アンケート答えたことがあると思うんです けれども、え、ま、紙であ、あれば、え、 紙で印刷されたアンケートもあれば、え、 ネット上で、ま、画面の質問を通じて
31:15 答えるアンケートも最近は多いですけれど も、え、紙にしてネットのアンケートに せよ、え、質問が用意されていますね。 その質問に対して自分はどう思うのかと いうのを回答する。これがアンケート調査 です。え、つまり質問、何を聞けばいいの かという質問がはっきりしてる場合は アンケート調査はできるんですが、商品の 最初の段階、探索的調査の段階では そもそも消費者に対して何を質問して良い のかもはっきりと分からない。え、だから インタビューを通じて色々話を聞いて、 その話の中からヒントを探るであったり、 え、消費者が実際に行ってる消費行為を 観察して、え、それをじっくりと見てそこ
32:01 から何か発見したり気づいたりと、え、 いうのが探索的調査で行われる具体的な 調査の内容でした。え、消費者に対して どういうものが好きですか、あるいはどう いうものが欲しいですか、そういう質問し たところで、え、何も答えられないと、え 、だから聞くのではなくて、え、直接答え を聞くのではなくて、お話を聞いてそこ から気づく、あるいは観察をしてそこから 気づく。これが探索的調査だという説明を していましたよね。探索的調査の段階では 消費者に対して何を聞いてば、聞けばいい のかそもそもはっきりとしないと。え、だ から、え、消費者のニーズもよくわから ない。その段階でやるのが探索的調査な わけです。ですのでアンケート、質問を 用意しなければいけないアンケート調査は
32:47 向いていないという風に考えています。 しかし同じ調査でも今勉強していただい てる商品の3つ目の段階、この検証的調査 の段階では聞くべきことがかなりはっきり しています。もうすでに商品コンセプトは 固まっています。それからそのコンセプト を形に表現した作品、プロトタイピングも 行っています。え、それを見てもらって、 あるいは実際に使ってもらってどうですか と聞く。もう確認しなければいけないこと はっきりしていますよね。で、え、 アンケート調査というのは同じ質問に対し て、え、たくさんの人に1度に回答して もらうこともできますので、非常に調査と しての効率性が高いということで、この
33:35 アンケート調査というのは商品の4段階で 言うと探索的調査の段階ではなくこの3番 目の今勉強していただいている検証的調査 の段階でこそ有だというのがこの教科書で のスタンスであります。で、ここで今質問 表による消費者ニーズの確認という説明が 173ページの下から始まっているわけ です。で、アンケートの、え、その質問の 仕方とそれから質問に対して答える時の 答え方。ま、普通は選択肢をいくつか用意 して答えてもらうと、あの、私のこの製品 戦略論で何度かに1度皆さんにやって もらってる小テストでも選択肢を用意して その中から正しいもの、間違ってるものを
34:21 選んでくださいと。え、質問に対して 当てはまるものを1つ選ぶという選択肢の を用意した小テストを答えてもらってます よね。アンケート調査でも通常は選択肢を 用意します。ま、これは、え、調査して 集めたデータを数字に置き換えて、え、 どの答えが1番多かったかとか、えー、ま 、1つ目の質問でAと答えた人は2つ目の 質問で、え、どういう風な答えをしてるの かという傾向を分析したりと、この数字に 置き換えることでそういう分析が可能に なるので、え、この分析のためにこの アンケート調査ってのは通常質問に対して いくつかの選択肢を用意するという パターンが多いです。で、その、え、回答
35:07 者が選ぶ選択肢の一般的なやり方がここで 赤いマーカーを引いているリッカート形式 という風なものです。で、ちょっとこの 教科書の今表示しているこの部分の説明 だけではリッカート形式というものが少し 分かりづらい、え、ま、簡単に説明しすぎ てるなと私思いましたので、ちょっと ホームページ、え、ウェブサイト上で、え 、このリッカート形式についてもう少し 詳しく紹介しているものがあります。それ をここで皆さんに、え、少しそのネット 記事を読んでもらって、このリッカー形式 の選択肢というものがどういう特徴がある のかということを各自で確認していただき たいと思います。
36:11 [音楽] はい。今読んでいただいた内容ご理解 いただけましたでしょうか?おそらく皆 さんが今まで、え、経験したことがある アンケートでもこのリッカート形式の選択 肢で答えたというケースが多いんではない かと思います。で、この商品のこの今皆
36:56 さんに勉強していただいている検証的調査 で行うアンケートでも基本的にこの リッカーと形式で選択肢を用意するのが いいと思います。え、非常に当てはまる から全く当てはまらないまでの5段階、え 、あるいは非常に、え、高い、高、え、ま 、そうですね、ごめんなさい。非常に、え 、好ましいから全く、え、好ましくない までの5段階といったように、ま、 ちょうど真ん中、え、5段階で言うと3番 目の項目選択肢にどちらでもないという ものを入れて、その前後に非常にまるまる 、え、ややまるまるで、どちらでもない。 そして、え、やや何々ではない。え、全く
37:41 何々ではないというご段階、先ほどの皆 さんに読んでもらった記事に書いてあった ような選択肢を用意して、え、その消費者 の意見を聞くというのが一般的です。皆 さんがこの検証的調査をやる時にもこう いう設計でアンケートを用意するのがいい と思います。で、5段階ではなくて、まあ 7段階あえて用意するというケースも実際 の企業が行う市場調査ではありえます。ま 、あの、7段階にした方がより細かく消費 者の移行を聞くことができるのですが、 ただま、え、あまりアンケート専門的に やっていない場合はこの5段階でやると いうのが一般的だと思いますので、皆さん には、え、是非これを実践していただき たいと。そして今表示しているこの173
38:29 ページの下のところに書いてあるように、 え、青いマーカーを引いてあるところに 書いてあるようにこの5段階のリッカーと 尺度の場合とても好きだ、ま、1番高い 評価をした選択肢ですね。5つの選択肢の うちの1番高い評価をした、え、回答の ことをトップボックスという風に読みます 。このトップボックスとても高い評価をし た回答者が全体の何パーセンいたのかと いうこのトップボックスの値を計算する。 あるいはその次の青いマーカーのとこです が、その、え、どちらでもない真ん中の どちらでもないよりも、え、高い評価をし た方の、ま、5段階で言うとこの教科書に 書いてるケースで言うと好きととても好き
39:16 。え、良い方の、ま、ポジティブな方の 評価をした回答2つを合わせた数字、これ をトータルポジティブという風に呼びます 。このトップボックスであったりトータル ポジティブの値を計算してこれを、え、 根拠にしてこれだけ多くの人がこの商品 コンセプトを評価してくれました。 あるいはこれだけ多くの人が実際に使って みて、え、こちらの方がいいという風に 評価をしてくれましたという風に値を示す 。で、それだけ多くの人がターゲット顧客 の、えっと、想定される人のうちのそれ だけ高い比率の人たちが評価をしてくれた ので、この商品は顧客のニーズに叶ってる のではないかという風に判断をすると、ま 、いう、そういう作業の流れになるわけ
40:02 です。え、この、ま、コンセプトテストで あったり、ブラインドテストであったり、 先ほどご紹介したような様々な顧客ニーズ を確認するためのテスト、え、実際に商品 を皆さんがやる時にもこうしたテストは 是非ともやって欲しいと思います。ま、 もう少し後の回の授業になりますが、え、 自分たちの企画したものをプレゼンしたり 、え、ま、報告書にまとめたりする時にも この、え、検証的調査でこういう調査をし てその結果これだけ高い評価を得ましたと いうことがあるのとないのとでは説得力が 全く違います。え、 実際の企業に採用してもらいたい、 あるいは商品のコンテストで上位を狙い たいと、そういう場合にはこの、え、消費
40:51 者調査、この検証的調査を是非やることを お勧めします。その時にはこのアンケート 調査も是非実施して欲しいなという風に 思います。 ただし、え、アンケートを実際にこの検証 的調査として行う場合に皆さんには注意を して欲しいことがいくつかあります。それ を次に解説していきます。教科書は176 ページに飛んでください。え、176 ページに、え、このデータの妥当性と信頼 性という項目があるかと思います。 アンケート調査を行って得られる回答の データ、ま、100人の人に対して行った アンケートで100人から回答が寄せ られればそれだけの数のデータがあるわけ
41:38 ですが、その100人分の回答データは 本当に大丈夫ですかというのがこのデータ の妥当性と信頼性の問題です。え、ま、皆 さんの場合実際には、え、LINEを通じ て友達に呼びかけて調査をするようなこと も多いかもしれません。あるいは、え、ま 、え、大学生が集まっている昼休みの学職 なんかでアンケートに協力してもらうと いうような調査をするケースもあるかも しれませんが、そうして、ま、手間をかけ て集めた回答データ本当に信じて大丈夫 ですか?というのがこの問題です。で、 ここには大きく2つの問題、妥当性の問題 と信頼性の問題がここでは説明がされて
42:24 ます。まずここの部分、これがデータの 妥当性の問題です。え、そのまま読みます が、学生が行う調査の場合アンケートを 友人に答えてもらった、大学の講義で配布 したなどデータを収集する手間を減らす ために的確なサンプリングを行っていない ことが多い。サンプリングというのは アンケート調査の回答者をどうやって 集めるかと回答者集めのことを サンプリングという風に言います。で、え 、ここであるような例えば大学の講義で 配布した私もよくゼに私の授業この製品 戦略論の授業で、え、終わりにちょっと 10分だけ時間くださいとそこで教室に
43:10 いるがゲートに答えてもらいたいんです。 頼まれることもしばしばあるんですが、 そんなやり方をして集めたデータ、回答 データ本当に信じて大丈夫ですか?これが 妥当性の問題です。例えばこの賞で事例に していたCビタミンレモンコラーゲン。 これはターゲットは、え、主に若い女性を ターゲットにしていたわけですよね。若い 女性をターゲットにしている商品のこの 検証的調査で行うアンケートで、え、教室 にいる大学生、え、20十歳前後の男女、 え、大学生に答えてもらう、あるいは皆 さんの友達に答えてもらう。これで本当に ターゲット顧客の、え、顧客ニーズを確認
43:55 できることになるでしょうか?アンケート 調査に回答してもらう人の選び方、それが 妥当なやり方ですか?これが妥当性の問題 です。 え、多少手間がかかっても自分たちが企画 してる商品のターゲット顧客に当たる人を 、え、例えば100人なんとか、え、集め てその人たちの意見を聞くと、これが妥当 な、え、サンプリングの仕方だというのが ここでの問題点です。そしてもう1つの 問題点が少し下に行くここです。信頼性の 問題です。え、これは調査する人あるいは 調査される人ごとに得られる結論が違った ものにならないでしょうかということです 。教科書のここで書いてる、この少し上に
44:40 書いてるところで言うと、例えばこのC、 ビタミン、レモン、コラーゲンの、え、 検証的調査をする時に回答者として例えば ですけど、ハウス食品に入社を希望して いる就活中の学生、ま、説明会なんかに 集まってきたような時にアンケート調査を やると、え、例え、え、ターゲットにして いる20代、30代の若い女性が回答者で あっても、しかしそのシチュエーション ハウス食品に、え、就職を希望する人たち が集まってるシチュエーション。そこで アンケートをすれば当然ポジティブな評価 、つまりハウス食品の商品をよく評価する 評価が多くなりそうなのは十分予想される ことですよね。そんなやり方をして、え、
45:25 高い評価が回答で多いという結果を出した ところで意味があるんでしょうかと。本当 にその商品評価されてると判断して大丈夫 なんでしょうか?これがそのデータの信頼 性の問題です。この2つ、え、このページ に書かれてるデータの妥当性と信頼性。 これは皆さんが実際に商品等でこの アンケート調査をやる場合にもよく注意を して欲しいことです。そしてもう1つ注意 をして欲しいことが隣のページにあります 。え、今度は質問の仕方に関することです ね。この表の位置に質問表作成、ま、 アンケート作成時のべ子べらずこんなこと はやっちゃダめですよというものをまとめ
46:13 ています。ま、これは下のこの部分、え、 この、え、表住10の1の1番下の出所と いうところに書いてますが、ま、世界中で 、え、多くのマーケティング担当者に読ま れているマーケティングの教科者の定番、 コトラー&ケラーのマーケティング マネジメントという本があるんですが、 そこで示されてるものを引用した表です。 え、この10項目ここに書かれていますが 、ま、1つ1つの説明はちょっと割愛し ますが、簡単に言うと、え、答えを誘導 するような質問の仕方、あるいは、え、 答える人が迷ってしまうような、悩んで しまうような質問の仕方はダめですよ。え 、回答者の人がきちんと1つの点に関して
46:59 意見が、え、きちんと答えられるような 完結でかつ明確なそして誘導していない 質問をしないといけないというのがここに 書いてることのポイントになります。で、 ちょっとこれに関して1つ実験的なことを 、え、した結果を皆さんにご紹介したいと 思います。皆さんに少し、え、この アンケート調査の回答に協力をして いただこうと思いますので、次の画面の 指示に従ってください。 [音楽]
48:12 回答のご協力ありがとうございました。え 、今、え、皆さんには、え、ご自身の学 番号が奇数なのか偶数なのかで、え、 異なるページに移っていただいてそれぞれ アンケートに答えていただきました。ただ 、え、奇数番号の質問も偶数番号の質問も 基本的には同じことを聞いています。え、 ちょっとこからその点について説明をして いきます。え、実はこの質問の実験は そもそもは2000年の、え、前期のこの 製品戦略論で行いました。2000年の 前期、え、つまりコロナ禍が始まった直後 ですね。え、
48:57 3月の終わりから4月の頭にかけて緊急 事態宣言が発例されて、え、街中から人が 誰もいなくなったというのがちょうどその 頃のお話です。当然大学も全て、え、授業 は急遽オンラインに変わったと。ま、今皆 さんに見ていただいてるようなこの オデワンド講義を、え、多くの学生も そして我々教員もほぼ初めてやったという のが2000年の前期の頃でした。で、私 のこの製品戦略論もその時あったんですが 、え、オンデマンド講義の中でちょっと 実験をしてみようということでやってみた のが最初のこの、え、アンケート調査の 実験です。で、何を実験していたかという ことなんですが、今皆さんに答えて
49:43 いただいた質問の内容、実はこのコロナ禍 が始まった直後、え、結構ニュースなんか で報じられていた問題なんです。え、留学 生の方はよくご存知だと思いますが、日本 の学校は、え、新学器が4月から始まり ますが、欧米の、え、学校、それから おそらく留学生の皆さんが来ている、え、 アジアの各国も、え、4月から新しい学年 が始まるっていうところはそういう国は ほとんどないかと思います。欧米で言うと 大抵、え、1、え、一年の始まりは秋です 。え、9月の、ま、半ばか終わりぐらい から始まるというのが一般的です。え、 いわゆる秋入学と日本で呼んでいるものな
50:29 んですが、日本だけ、え、入学の月が違う と。日本は桜の花が咲く4月が入学の時期 、あるいは新しい学年が始まる時期ですが 、え、欧米に合わせて日本も秋入学にした 方がいいんじゃないかというのは随分昔 から言われていたことなんです。それは このコロナ禍2000年の前期に、え、 コロナ禍が始まってもう4月からの新学年 は始めることができないと。だったらこの 機会に日本も、え、9月からの秋の入学に 制度を変更した方がいいんじゃないかと。 え、そういう議論がその頃盛に、え、行わ れてたことがあったんです。それで、え、 受行者の皆さんにもそのことについて
51:14 ちょっとアンケートで意見を聞いてみたと いうのが今回のこの質問の内容です。で、 今からお見せするのは、ま、この良くない 質問のアンケートとして皆さんに実験に 協力をいただいたんですが、え、その 2000年の前期6月の段階で行った受行 者からの回答の結果をここで少しご紹介を します。え、皆さんに回答していただいた フォームでも冒頭にどこが良くないという のか考えて、え、みてくださいという風に 表示があったと思いますが、皆さんに回答 していただいたこのアンケート実は良く ない点が多々含まれているんですね。それ を今からご紹介していきます。まず問題は
51:59 2つ、え、質問は2つあったと思います けども、1つ目の質問です。え、奇数学の 方と偶数学の方実はほぼ同じことを聞いて いるのですが、質問文の真ん中ありだけ 少し変えています。え、左と右とで、え、 聞いてることはその9月入学、日本も9月 入学になることで、え、それはいいことだ と思いますかということを聞いてるんです けれども、左の奇数学の皆さんの質問の 文章は真ん中ありにこういうことを書いて いました。欧米の大学と入学時期が同じに なることによって教育研究水準が向上する と言われていますが、あなたは日本の大学
52:45 が将来9月入学となることについてどう 思いますか?という風に聞いていました。 一方で偶数学の人たちの質問には 真ん中辺りはこういうことが書かれてあり ます。え、実際に導入するためには7兆円 もの財政家計負担が増加すると言われてい ますが、あなたは日本の大学が将来9月 入学となることについてどう思いますか? という質問文にしていました。この質問文 の真ん中辺りの違い、これによって回答 結果が変わってくるのではないかというの がこの実験の目的です。で、これ、え、2 種類質問文があるわけですが、ま、簡単に 言うと左側はこの9月入学になることで、
53:32 え、こんなにいいことがあります。ま、 ポジティブな文章書いてあるんですね。 右側の偶数学の方の質問はこんなに大変な ことになりますという、ま、ネガティブな ことを質問文の中に入れているわけです。 この質問の文章の中にポジティブな情報が 入ってる場合とネガティブな情報が入っ てる場合とで回答結果が違うの異なって くるのではないかと実際この2000年の 6月の時の回答結果がこちらです。え、 左側のポジティブな情報、ま、日本の教育 研究の水準が上がると言われていますがと いう文章を読んだ後に回答した人の回答 結果。え、9月入学に賛成という人は
54:17 64.7% いました。一方で右側のネガティブなこと が書いてあった質問。こんなにお金かかる んですよ。大丈夫ですか日本は?という ことが書かれてあった。質問を読んだ後に 回答した人のうち賛成だと9月入学賛成だ と回答した人は56.3% 。 この違いどうでしょうか?え、8.4% 違うんですね。賛成の比率が。え、いい ことが書いてあった。質問読んだ回答の方 が8.4%賛成派の数が多かったと。まあ 、8.4%なんてちょっとだけだという風 に思う人もいるかもしれませんが、これが もし50%ちょうど半分を差にして左と右
55:06 で8.4%差が出たらどうでしょう?当然 、え、左側は下半数、右側は、え、半分に 至らない数しか賛成がないということに なりますよね。ま、アメリカの大統領選挙 もそうですけれども、え、半分より多いか で全ての物事が決まってしまう。この商品 の場合ももしかすると回答の半数以上が イエスだったら採用という基準がその会社 で設けられてるとしたらこの8.4%と いう差は決して小さいものではないと思い ます。この例のように質問の文章に、ま、 簡単に言うと余計なことが書いてあるん ですね。ま、あの、悪意を持って、え、 解釈すると左の方は賛成という答えが多く
55:54 なるようにあえてポジティブな情報を入れ ている。右側の方は賛成いう答えが少なく なる。つまり反対派の方が有利になるよう にあえてネガティブな情報を質問の文章に わざわざ入れている。この赤線を引いてる 部分なくても質問としては十分成立します 。え、余計なことを入れてるんですよね。 こういう質問の仕方をするのは本当の、え 、ま、回答者の意向をちゃんとデータとし て取ることにはつがらないと。だから あんまり良くない質問だという風に考え られています。ま、これをあのわざと使っ てですね、え、あえてイエスポジティブな 返事が回答が多くなるようにということで 、あえてこういう質問を作ったりする場合
56:42 も実際にはありますが、それは本当に、え 、リアルな答えを反映してるものかという とかなり怪しいものになると、ま、我々が こういう調査結果とかを見る時にもどう いう質問をしたことに対する答えなのかと いうこの質問文までちゃんと確認すると いうことが非常に重要になるということも 皆さんは覚えておいた方がいいと思います 。これが1つ目の質問でした。で、2つ目 の質問は、え、こちらも奇数と偶数別々で 答えていただきましたが、ただ2つ目は 全く同じ質問文で答えていただいています 。奇数の方も偶数の方も同じ質問です。え 、ま、この2000年の前期の当時の話
57:28 ですよね。え、日本のほとんどの大学で、 え、オンライン講義が実施されていますと 。で、実際に受行している皆さん、あの、 オンライン講義は便利で分かりやすいと 感じていますか?ということを聞いている 質問の文章は左と右で全く同じです。え、 質問の文章は全く同じ。そして回答して いるのは私の製品戦略論を受行していた 流通科学大学の、ま、2年生から4年生の 人たち。え、ただ学石番号が奇数か偶数か という皆さんの、え、皆さん自身の、え、 人間性とか性格とか考え方とかには全く 関係のない学板が奇数か偶数かという違い で同じ質問に対して寄せられた回答がこの
58:17 円グラフのようにまた大きく違ってるん ですね。数学の方の回答で、え、ま、この オンライン講義は便利で分かりやすいと 思いましたかという質問に対して、そう 思うと答えた人は64.7% 。一方で右側の偶数学の人はそう思うと 答えた人は71.9% 。え、こちらも7%近い、え、差があり ます。 同じ質問に対して同じような人たち、 流通学大学の2年から4年の製品戦略論を 実行している皆さん、ほぼ同じような タイプの人たちだと、え、解釈するとなん でこんな差が出るのか不思議だと思いませ んか?
59:02 同じような傾向になるはずですよね。で、 これはあの、私の、え、理解の仕方です けれども、質問文が問題があるので、同じ 質問に対して同じような人たちが答えてる にも関わらず回答結果が違うというこの 結果になったんだと思います。どこが問題 があるかというと、大きく2つあります。 1つはこの質問文の中の今赤い線を引いた 便利というこの言葉の使い方です。 便利。オンライン講義は便利だという風に 聞いて、先ほど回答していただいた皆さん も頭の中にどういうことを思い浮かべて、 え、そう思う、そう思わないと回答をした
59:48 でしょうか?オンライン講義は便利だ。 どういう意味で便利なんでしょう?例えば いつでも自分の都合が良い時に見ることが できるから便利だという意味で便利という 言葉を理解した人もいるでしょうと。 あるいは何度でも分からないところは 繰り返し再生することができる。だから 勉強がはどる。だから便利だと答えた人も いるかもしれません。あるいは、えー、ま 、僕の喋り方がちょっとペースが遅いなと 思って時間を短くするタイパを良くする ためにYouTubeの動画で1.5倍速 とか、ま、もしかすると2倍速で今見てる と人もいるかもしれませんが、ま、この ように自分の、え、好きな速さで、え、
1:00:33 見ることができるという風に、え、考えて それを便利だと評価した人もいるかもしれ ませんね。この便利っていう言葉はこの 質問文では具体的に何を指してるのかが 非常に曖昧な言葉になってます。いつでも 見れるという意味の便利なのか、何度も 見れるという意味の便利なのか、えー、長 さを調節できるという意味の便利なのか。 人によって多分便利という言葉を見て 思い浮かべることは違ってると思います。 その人によって違ってることがこの両方の 回答結果の差につがってる可能性があると えーいうのが1つ思い当たる理由です。 そしてもう1つは4行目のこの緑で線を
1:01:18 引いた分かりやすいというところです。で 、ま、分かりやすい講義が分かりやすい。 ま、これはそんなに曖昧なことではないか もしれませんね。え、問題なのはこの質問 文でオンライン講義は便利で分かりやすい と思いましたかと聞いてることです。え、 2つのことを1つの質問文で聞いてるん ですね。え、便利という評価どう思います かということと、分かりやすいという点で はどう思いますかというこの2つのことを 1つの質問文で聞いてしまってます。これ が問題です。え、人によって、ま、例えば 先ほどの曖昧だと言った便利というのを、 ま、いつでも見ることができる、いつでも
1:02:04 勉強することができるから便利だという 意味に固定しておきましょうか。え、オン ライン講義はいつでも見ることができるの で便利だと感じている人、え、別にそこは 便利だとは感じてない人。それは人によっ て意見違うと思います。としてこのオン ライン講義が分かりやすいと思うのか、 そう思わないのか、これも人によって意見 は当然違いますよね。で、この2つのこと を同時に聞いているので、例えばこの便利 で分かりやすいと思いましたかという質問 されて自分は便利だと感じているし、 分かりやすいとも感じてる。こういう人は 当然そう思う。イエスと答えんですよね。 では便利だとは思うけど分かりやすいとは
1:02:52 感じてない。ちょっと分かりにくいと思っ てる人はこの質問どう答えたらいいん でしょうか?便利というのはイエスです けど、分かりやすいということに関しては ノーなわけですね。でもこれ選択肢でそう 思うわない。どっちか必ず選ばないといけ ない。そういう選択肢になってます。ここ の点で人によって自分は便利だとは思う けど、ま、分かりにくいなと思ってると いう人、人によって、ま、どっちか1つは 当てはまってるから、じゃあ、ま、そう 思うの方に、え、選んでおこうという人も いればこれは2つ両方満たす場合には イエスと答えて、どっちか1つでも違う 場合はそうは思わないと答えるべきなん じゃないかという風に考えて、便利は
1:03:39 イエスだけど分かりやすいは脳だ。だから 選択肢としてはそうは思わないというのを 選ぶと、え、同じことを考えている人でも 回答の仕方が違ってくる可能性が出てき ます。これが1つの質問で2つのことを 聞くことによって生まれる問題点です。 この、え、2、皆さんにも答えてもらった この2つ目の質問はその1つの設問文で2 つ、え、聞いてるとこれによって回答の ばらつきが出てしまうということになった のではないかと。その意味でも良くない 質問の例という風になると思います。この 質問の場合で言うと、え、2つに分ける べきです。オンライン講義は便利だと思い ますかという質問とオンライン講義は 分かりやすいと思いますかという質問。
1:04:27 この2つに分ければ、え、それぞれで評価 のデータを得ることができます。ま、こう した例のように、え、質問分の、え、表現 の仕方、用意の仕方で回答結果も大きく、 ま、少なからの影響を受けますと。だから 質問分は慎重に、え、作成しないといけ ません。先ほどの教科書のこと、え、書い てあったのところに書いてあった注意点と 合わせて皆さんが実際にアンケート調査 やる場合には慎重に準備をしてください。 皆さん自身で判断がつかない場合は是非、 え、ゼミを指導されている先生に相談をし て正しいアンケートの質問と選択肢になる ように準備をしてもらえたらという風に 思います。
1:05:16 ではこの第10章の最後、え、180 ページの終わりにのところに移って ください。え、これは教科書の、あの、 この第10章のまとめの部分でもあります し、私自身も是非皆さんに理解して欲しい 、特に強調しておきたいと思う部分が書か れています。それがここです。え、商品を 行うものにとって最大な時は何かと問われ たなら、私は自分の思い込みと答えたい。 特に真剣に取り組んだ企画というのは きっとみんなも星があるはず。きっと 売れるに違いないといった思いを込め てり上げていくため企画者の思い込みが 増大される危険性がある。え、皆さんが
1:06:04 ゼミ党でやる商品の作業でも一生懸命やっ ていればいるほど自分たちが考えた アイデア、そしてそれを元にして組み立て た商品コンセプトそして実際に作った プロダクトえごめんなさい。作品プロ、え 、プロトタイプですね。え、そういった もの一生懸命取り組めば取り組んでいる ほどこれはいい商品だと、え、自分たちは これはきっと売れるとは信じてるという 気持ちにきっとなるかと思います。それが 1番やばいことという風に理解して欲しい ということです。え、自分たちは思い入れ があるのですごいいい商品だ、いい企画の 内容だときっと思う。もうこれは仕方の
1:06:51 ないことです。え、この検証的調査の段階 で是非皆さんのマインドセットとして持っ てもらいたいのは自分たちこれいいと 思い込んでないだろうかということを常に 謙虚に思って欲しいということです。その ために、え、この賞で紹介したような本当 に顧客ニーズに合ってるのかというような ことを、え、きちんと調査を踏まえて、 客観的なデータを踏まえて、え、正しいか どうかを判断すると、ま、そういう姿勢が 本当にいい商品の結果につがるんだという 風に思います。え、ま、もちろん前の第8 章や第9章に、え、説明したようなことも 検証的調査として是非やって欲しいんです
1:07:36 が、特にこの第10章顧客ニーズの確認。 お客さんは本当にこれ高い評価をして くれるんだろうか。本当に商品化した時に お金を出して買ってくれるようなそういう ものなんだろうか。これをきちんと 確かめる、検証するということを是非皆 さんには心がけていただければという風に 思っています。 ここまでで第10章の内容も終わりです。 え、皆さんに何度も見ていただいてるこの 図ですが、え、第8章、第9章、第10章 検証的調査具体的にこのようなことを確認 するのだということを皆さんには勉強して いただきました。え、商品の4つの ステップ、探索的調査、コンセプト
1:08:23 デザイン、現象的調査と来て、次が最後 企画書作成。ここまで確かめてきたこと、 自分たちが考えてきたことを企画書という 形でまとめる。それを他の人に提案すると 、え、いうのが次の第4部の内容という ことになります。え、ただこの第3部の 検証的調査、え、自分たちが考えたことを 思い込みではなく本当にお客さんのニーズ に合ってるんだということをきちんと 確かめる。あるいは実際に商品化した時に これぐらいの売上の規模が見込める。だ からこれぐらいマーケティングの予算を、 え、取ることができると、市場規模の確認 をするということの重要性であったり、 あるいはライバルの企業と比べて本当に
1:09:11 強みを発揮できるのか、え、自分たちの 会社のブランドイメージのと、え、何か ミスマッチを起こすようなそういう商品に なっていないだろうかと。ま、そういった 共合や技術の確認を行うとこの第3部の3 つの賞で学んだことをきちんとここで実施 をして本当にこの商品自分たちが企画を 組み立組み立ててきたこの商品で本当に 商品化して大丈夫だということを確かめる ということの重要性を是非皆さんには理解 して欲しいという風に思います。 [音楽]
1:10:20 ああ。